花粉症対策・予防ができない9つの原因

花粉症をコントロールできない原因

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花粉症は難敵ですが、戦い方はいろいろあります。
花粉症対策・予防ができない原因を9つ紹介いたします。

9つご紹介させていただきますが、その「0番目」にあたることは、花粉症の知識を得ることです。

花粉症に対抗できる知識をこの記事で知って頂き、ご自身の花粉症対策にお役立て下さい。

花粉

花粉症対策・予防ができない①
反応する花粉の種類を把握できていない

日本国内での花粉症で代表的なのはスギ花粉症ですが、それ以外にも多くの種類の花粉症があります。
季節ごとに飛散時期が違い、複数の花粉に反応される方もいます。

時期によって原因となる花粉が違うため、どの花粉に反応するか大体の見当はつくかと思いますが、正確に判定するにはアレルギー検査が必要になります。

以下は、花粉症を引き起こす代表的な植物です。

花粉の種類 飛散時期 特徴
スギ 2~4月 飛散量が多く、日本で一番多い花粉症の原因となる
ヒノキ 3~5月 スギ花粉症の人が併発しやすく、スギと同じく広範囲に影響
シラカバ 4~6月 北海道で発生。口腔アレルギーを伴う
イネ 5~6月 飛散距離は100mと短い
ブタクサ 8~10月 スギ・ヒノキに次いで多い
ヨモギ 8~10月 河川敷などに群生
カナムグラ 8~11月 飛散距離は数十mと短い

これらの中で、反応する花粉が飛散する2~3週間前から服薬を開始し、飛散の最中はマスクなどでできるだけ花粉と接触しないように対策を立てておいてください。

薬を飲む

花粉症対策・予防ができない②
適切な薬に出会えていない

花粉症のメカニズムは、身体の免疫機構の過剰反応(異常反応)です。

免疫機構は1度目に侵入してきた花粉を憶えます。
そして、2度目以降に侵入してきた時に「肥満細胞(マスト細胞)」からアレルギー物質(ケミカルメディエーター)を放出します。

この、肥満細胞がアレルギー物質を放出する段階を阻害するのが「ケミカルメディエーター遊離抑制薬」です。
第2世代抗ヒスタミン薬にはこの役割を併せ持っているものがあります。

次に、放出されたケミカルメディエーター(ヒスタミンやロイコトリエン)が、それぞれの受容体に結合するとアレルギー反応(くしゃみ・鼻水・鼻詰まりなど)が起こります。

ヒスタミンがヒスタミン受容体に結合するのを阻害するのが「抗ヒスタミン薬」です。
抗ヒスタミン薬を服用することが、花粉症対策の大きな柱になります。

しかし、抗ヒスタミン薬には重大な副作用があります。
それが眠気(脳の作業効率の低下)です。

「第1世代抗ヒスタミン薬」は、作用も強い代わりに副作用の眠気も強いです。
それに比べて「第2世代抗ヒスタミン薬」は、効果は若干弱くなるものの、副作用の眠気が大幅に改善されています。

個人差もありますので、ここで一番自分に合った薬を見つけることが重要になります。

「抗ロイコトリエン薬」は、鼻詰まりを解消する薬です。
前述の抗ヒスタミン薬はくしゃみ・鼻水・目のかゆみなどを抑える作用は強いですが、鼻詰まりには十分に対応できません。
抗ロイコトリエン薬はまさにその鼻づまりを抑えるのを得意とした薬で、抗ヒスタミン薬と併用も可能です。
鼻詰まりが強く出ている場合、抗ロイコトリエン薬を試すことも検討してみることをお勧めします。

また、状況に応じて、血管収縮剤やステロイドを使う場合もあります。
迷った場合はまず「抗ヒスタミン薬」ですが、一度内科かアレルギー科、耳鼻咽喉科で診てもらえると安心です。

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花粉症対策・予防ができない③
マスクを適切に使えていない

花粉症にマスクは必須アイテムです。
これも、いろんな商品が発売されているので、ご自分に合ったマスクを見つけることが大切です。

マスクには、フィルターの種類(ガーゼか不織布)、フィルターの性能、形状(立体型かブリーツ型)で、様々なものがあります。
そして一番重要なことに「顔へのフィット感」があり、これらを総合して最も使いやすいものを選ぶ必要があります。

フィルターの種類は、通常花粉症で使うには、ガーゼタイプではなく不織布(ふしょくふ)が使われます。
不織布とは編んだり織ったりせず、加熱や接着剤を使って完成させる布を言います。
ランダムに結合されるため、強度や伸びに方向性がなく、安価に作れるのが特長です。

フィルターの性能は、どのくらい細かい粒子までガードできるかで測られます。
花粉はウイルスなどに比べてかなり大きな粒子ですので、花粉症でフィルター性能を問うことはあまりありません。
しかし、花粉は潰れて細かく砕けることもあるので、できれば高性能なものの方がいいでしょう。

形状は、立体型とブリーツ型に分かれます。
楽につけていられるならどちらでもいいです。
重要なのはどれだけ顔にフィットするかです。
マスクの隙間から花粉が入ってくると意味がありませんので、サイズ・形状など、試行錯誤はしてみてください。

マスクの選び方は、「顔によくフィットするか」「長時間使っても疲れないか」を基準にしてください。

部屋

花粉症対策・予防ができない④
花粉の侵入(室内への)を防ぎきれていない

花粉の侵入経路としては、【玄関、窓、換気扇、洗濯物】が挙げられます。

玄関

服や髪に付いた花粉は、玄関に入る前に払い落すことを心がけてください。
ブラシなどを使うのもいいですが、手で払うだけでも大きな効果があります。

注意点としては「叩いて花粉を砕かない」ことと、「払い落し中に花粉を吸い込まないこと」です。
マスクを外すのは最後にしましょう。

窓も花粉流入の経路になります。
花粉の飛散する時期は窓を極力開けないことです。

しかし、換気は必要なので、換気をするなら、花粉飛散の多い時間帯(昼前から午後・日没後2時間位)を避け、風の少ない深夜、早朝から午前11時ごろまで、もしくは雨の日などに行ってください。
シート型の洗濯ものカバー(花粉対応のもの)を窓にかけるなどもいいかもしれません。

換気扇

換気扇は意外と盲点になります。
止まっている時、何の遮蔽もなく、花粉が侵入するからです。
ここにも花粉を通さないカバーもしくはフィルターを付けるべきです。

洗濯物

洗濯物を外干しする際は、洗濯物をカバーする「洗濯物シート」をかけてみるのも一法です。
テント型、シート型、袋型があります。
ポイントは「花粉対応」しているかどうかです。
また、柔軟剤は静電気を抑えるので、柔軟剤を使った洗濯を試みてください。

空気清浄機

花粉症対策・予防ができない⑤
侵入した花粉の処理ができていない

空気清浄機の導入を検討しましょう。
加湿機能付きのものが適切です。
空中に漂う花粉をフィルターで除去するだけでなく、花粉に湿気を含ませて、床に落ちる効果を狙うためです。

そして、夜の間に床に降り積もった花粉を、朝、モップ等で水拭きをします。
フローリングであれば掃除機をかける前に水拭きを行ってください。

いきなり掃除機をかけると、せっかく床に落ちていた花粉が再び空中に舞い上がってしまいます。
この順序を間違えないことがポイントです。

腸内環境

花粉症対策・予防ができない⑥
腸内環境が乱れている

Googleで花粉症を検索しているときにいつも出てくる「アレルギーとL-92乳酸菌 アレルギー症状が8週間で改善?‎」に、何のことだろう?と思われた方は少なくないと思います。

実は、腸は免疫を担っている特別な臓器です。
実際、脳の次に多くの神経細胞が腸に存在します。
免疫機構を安定させるには腸内細菌のバランスを整える必要があります。
花粉症は免疫機構の異常によって起こるので、この「L-92乳酸菌」などが取りざたされるということになっているわけです。

人間の腸には500~1000種類、100兆個以上の細菌が存在します。
細菌には体に良い作用をもたらす「善玉菌」と、害をなす「悪玉菌」、有利な方に付く日和見菌があります。
善玉菌の割合を増やすことが腸内環境を整えることになります。

ビフィズス菌、アシドフィルス菌、フェーカリス菌、そしてL-92乳酸菌などは善玉菌に分類されます。
これを食事や薬・サプリメントなどで積極的に補うのが重要です。

そして、それら善玉菌のエサとなるのが「食物繊維」と「オリゴ糖」です。
食物繊維には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」とがあり、理想の比率というものがあります。

水溶性食物繊維1:不溶性食物繊維2:オリゴ糖1

食物繊維は水溶性+不溶性で合計20gが摂取目安とされています。
食事で採るのが一番自然なのですが、サプリメントで補うのもアリです。

その際は、水溶性食物繊維として「難消化性デキストリン」、不溶性食物繊維「セルロース」、オリゴ糖、を採ります。
いずれもAmazonで安価で提供されています。

「イソマルトオリゴ糖」は、Amazon価格で1000g418円からあります。
いろんなメーカーから出ており、価格も圧倒的に安いのですが、イソマルトオリゴは「消化性オリゴ糖」で、整腸作用はあまり期待できません。

整腸作用のある難消化性オリゴ糖の値段ですが、「フラクトオリゴ糖」は700gで881円(イソマルトオリゴ糖の3倍値)。
「乳果オリゴ糖」は500g 848円(イソマルトオリゴ糖の4倍値)と、イソマルトオリゴ糖の3~4倍します(すべてAmazon調べ)。

しかし、整腸作用目的なら1日5gで十分なので、あまり値段を気にする必要はないかもしれません。

また、乳酸菌など多くの善玉菌は1~2日で排泄されますが、納豆の納豆菌は4~5日存在し続け、乳酸菌を10倍も増殖する効果を持っていますので、ぜひ取り入れたい食品です。

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花粉症対策・予防ができない⑦
プラスアルファの対策がとれていない

特に食品・栄養素で花粉症改善ができると言われているものを紹介します。
これらは、服薬やマスク・花粉の遮断をきちんと行う上でのアクションです。

アカモク

海藻の1種で、昆布・ワカメなどと同じ「褐色の海藻」です。
免疫力を整える「フコイダン」という成分が含まれています。

フコイダンはアレルギーの原因となる「IgE抗体」の生成を抑える働きがあります。
更に水溶性の食物繊維であるため、腸内の善玉菌を増やします。
小腸を通る時に表面のバイエル板を刺激することによっても免疫機能を活性化させます。

また、ポリフェノールやミネラルも豊富な食品です。
花粉症対策としては乾燥重量300㎎(0.3g)が目安とされています。

ビタミンC

免疫力向上に寄与します。
野菜・果物に多量に含まれていますが、水溶性のため、溜め込んでおくことができず、毎日の摂取が欠かせません。
サプリメントでも補うことができます。
1日の摂取目標としては100mgで十分です。

ビタミンD

免疫を調整する働きがあります。
欠乏すると免疫バランスが崩れます。
1日に5㎍が摂取目標です。
花粉症対策としては100㎍(マイクログラム)とも言われますが、脂溶性のため体内に溜まります。
過剰摂取にはご注意ください(私見ですが、100㎍は多すぎるかと。5~10㎍で十分と思います)。

ビタミン・ミネラルは、積極的に採るというより、欠乏しないよう気をつけるものです。
天然食品で確保できない場合は、サプリメントの「マルチミネラル」「マルチビタミン」等で補うことができます。
両方合わせても1日24円程で手に入ります。

ポリフェノール

前述の「アカモク」や「赤ワイン」「玉ねぎ」「緑茶」「紅茶」「コーヒー」などに含まれます。
コーヒー等に含まれるカフェインも適度に飲めば、過剰になった免疫システムを抑制する作用があります。

DHA・EPA

「サバ」「イワシ」「カツオ」などの青魚に含まれるDHA・EPAもアレルギー症状を緩和すると言われています。
推奨量は1日1000㎎。
サプリでは1日分を500㎎に設定していることが多いです。

おすすめは、カロリーを気にしないなら「サバの缶詰」。
一缶で2400㎎が採れ、代金は100円で済みます。

花粉症患者

花粉症対策・予防ができない⑧
重症の場合の選択肢を知らない

重症の場合、鼻腔のレーザー治療、減感作療法、ステロイドの内服などの手段があります。
鼻づまりで緊急なら血管収縮剤などもあります。

レーザー治療

鼻腔のレーザー治療は、鼻粘膜をレーザーで焼き、鼻粘膜をアレルギー物質に対し強くなるようにする治療法です。
くしゃみ・鼻水にも効果がありますが、最も効果を現すのが「鼻づまり」です。
実際に鼻腔を広くすることができるからです。
スプレーで麻酔するので、痛みは全くありません。

1回の手術で効果は1~3年、長い方では5年程度持続します。
効果が亡くなれば、何度かは再照射することができます。

減感作療法

減感作療法とは、微量のスギ花粉のエキスを毎日舌下に垂らし、花粉に慣れさせていく治療法です。
日本ではスギ花粉にしか対応していませんが、花粉症の唯一の根本療法として注目を浴びています。

スギ花粉シーズン以外で行います。
効果が表れるには最低3ヶ月、治療自体は数年というスパンになります。
注射での方法もあるのですが、最近日本でも認可された舌下法では痛みもなく、通院の回数も相当少なくなるため、続けやすい治療になっています。

ステロイド内服

緊急期を抑えるには、抗炎症作用・免疫抑制作用のあるステロイドの内服治療があります。
受験や、何か緊急に効果を得たい場合効果大です。
しかし、花粉症でステロイドを長期内服するというのは一般的ではありません。

血管収縮剤

鼻腔に噴霧する血管収縮剤は、鼻詰まりに大いに有効です。
しかし、長期連用はできないため、あくまで緊急的処置になります。

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花粉症対策・予防ができない⑨
医者にかかっていない

医者にかからずに、市販薬やマスク等で何とかしたいというのは皆思うことではあります。
手間、待ち時間、通院に取られる時間…現代の忙しい社会人であるなら避けたいことです。

そこで、ネット診療(オンライン診療)というものがあります。
市販薬以上の効果を持つ処方をしてもらえる上、手間が圧倒的に省けます。
興味のある方はぜひ検討してください。

一般に、市販薬や環境整備などでも治まらない方は、鼻炎症状が中心なら、一度は「耳鼻咽喉科」へかかることが奨められます。

私自身ハウスダストアレルギーを長年患っており、さらに最近、花粉症も併発しました。
普段は薬局で売っている市販薬を飲んでいたのですが、今年は花粉の量が多く、症状が悪化してきたので、耳鼻咽喉科にかかりました。

結果、直近2週間、一切の鼻炎症状が「全く」起こらなくなりました。
病院で処方されるお薬の効果は圧倒的でした。

処方されたのは、「d-クロルフェニラミンマレイン酸塩」と、「アラミスト点鼻薬」というステロイドの点鼻薬です。

ステロイドの点鼻薬! これが劇的に効きました。
点鼻を開始した翌日からこれまで2週間、一切の鼻炎症状が出ていません。

やはり医者にはかかっておくべきだと思いました。
しかし、私の経験からお伝えするなら、「ステロイド点鼻薬が効く(あくまで個人的に)」ことです。
この方法は、人によると思いますが、一度は試してみる方法です。

医師の説明

まとめ

花粉症対策は、一つで効く場合もありますが、基本的に多面にわたり展開していくものです。
まさに「多面攻撃」ならぬ「多面防御」あるいは「重層防御」が必要なのです。

抗ヒスタミン薬の選択、自分に合ったマスクの着用、花粉のシャットダウン、ステロイド点鼻、場合によってはレーザー手術、減感作療法など、チャレンジする価値のあることはたくさんあります。

どうか、あきらめないで、花粉症と戦っていきましょう。